色々な職種で成り立っている介護業界
高齢化が進む日本では、介護業界がたいへん慌ただしくなっています。超高齢化社会を前にまだまだ介護職の人材が足りていないのです。そういった介護業界の現状をわかりやすくまとめました。そして、介護職に興味がある方、やってみたいけど経験がないからと諦めている方へおすすめの介護職を紹介します。介護職のなかにも色々な職種がありますから、職種ごとの仕事内容などを介護のことがわからない方にも理解しやすいようにまとめています。
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日本では高齢者の数が年々増加し、2025年問題として話題になっています。介護業界は将来を見据えて、さまざまな対応を取り始めています。重要となるのが、介護をする側の人材確保です。早い段階から介護と関わりを持って、実務経験を積んでもらうことで介護職人口が増えて行きます。ですから、最近では求人採用条件に未経験者歓迎としている事業所が増えてきています。ただ、資格の有無で仕事内容に違いがある現状ですから、実務経験を積みながら資格取得をする環境作りも今後より整えられて行くでしょう。
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介護職のなかで介護の経験や資格がなくてもできる職種があります。それが、介護職員です。主な仕事内容は、高齢者の方の日常生活の介助になります。ただ、働く先となる施設によって仕事内容が変わってきますので、ここでは施設形態によって変わる仕事内容を紹介します。施設形態として、大きく分けると入所型、通所型、訪問型があります。各施設形態での仕事内容や求められる仕事への要素を介護職経験がない方でも理解しやすいようにまとめています。
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介護を必要としている高齢者の方と介護サービスをつなぐ大切な役割を持つのが、ケアマネージャーです。介護保険の給付を使って介護サービスを受けるためには、さまざまな手続きが必要になります。まずは、介護認定を受けることです。そのための書類作成には専門的知識が必要になってきますから、ケアマネージャーが代わって行ないます。そして要介護認定が決定してからは、介護サービス内容をまとめるケアプランの作成などを行ないます。高齢者の方がより良い介護サービスを受けるための環境づくりが仕事のベースです。
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サービス提供責任者は、訪問介護事業所には必ず配置されることが義務付けられている重要な職種です。訪問介護を利用される方のサービス内容の決定や書類作成、ホームヘルパーの管理や指導など仕事は多岐にわたります。特に、訪問介護に必要な訪問介護計画書の作成は大切な仕事です。この計画書に基づいて利用者の方の訪問介護は行なわれるからです。利用者の方とホームヘルパーとの相性を判断したり、トラブル対応や事業所環境に配慮をしたりと言った訪問介護全体を取りまとめるのがサービス提供責任者の仕事です。
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生活相談員の主な仕事は、施設に携わるあらゆる人との連携や調整です。施設の利用者やその家族、施設で働くスタッフだけにとどまらず、時には地域や行政などの外部の人とも関わります。それらの人たちと情報を共有し調整を行うことは、利用者へ本当に必要な支援を届けるきっかけになるでしょう。連携が大事な施設にとって、生活相談員はなくてはならない重要な存在です。また、勤務年数などの条件をクリアすると、ケアマネージャーへキャリアアップする道も開け、将来の安定感が高まります。